悪党に粛清を

絶賛公開中

原題:The Salvation

マッツ・ミケルセン主演

2014年カンヌ国際映画祭に正式出品されるや大絶賛され、以降世界中の映画祭で熱狂をもたらしたウェスタン・ノワール『悪党に粛清を』。妻子を殺され復讐に燃える孤高の男に、『偽りなき者』でカンヌ国際映画祭の主演男優賞を射止めた今最も世界が注目するデンマーク出身の俳優マッツ・ミケルセン。謎に包まれた悪党の情婦役に『007/カジノ・ロワイヤル』でミケルセンとも共演し『300<スリー・ハンドレッド> 帝国の進撃』等で活躍目覚ましいエヴァ・グリーン。
復讐の相手役には『レッド・ドーン』『ウォッチメン』のジェフリー・ディーン・モーガンが不敵な存在感を発揮している。監督はミケルセンと同じデンマーク出身で『キング・イズ・アライヴ』がカンヌ国際映画祭ある視点部門に正式出品されたクリスチャン・レヴリング。ラース・フォン・トリアーやニコラス・ウィンディング・レフン、トマス・ヴィンターベアなど素晴らしい才能を持つ映画監督を数多く輩出しているデンマークからまた新たな才能が生まれた。
1870年代アメリカ―。元兵士のジョン(マッツ・ミケルセン)は敗戦で荒れたデンマークから新天地アメリカへと旅立つ。7年後、事業も軌道に乗り妻子を呼び寄せ再会を喜びあったのも束の間、非情にも目の前で妻子を殺されてしまう。

怒りのあまり犯人を見つけ出し射殺したジョンだったが、犯人はこの辺り一帯を支配する悪名高いデラルー大佐(ジェフリー・ディーン・モーガン)の弟だったことから彼の怒りを買う。更にその弟の情婦で声を失ったマデリン(エヴァ・グリーン)も巻き込み、それぞれの孤独で壮絶な復讐がはじまった…

1965年11月22日デンマーク生まれ。映画デビューは、ニコラス・ウィンディング・レフン監督『プッシャー』(97)。レフンとはその後『ブリーダー』(99/未)、『プッシャー2』(04/未)、『ヴァルハラ・ライジング』(09)でもコラボレーションを続ける。ミケルセン、レフン監督と同じデンマーク出身のスサンネ・ビア監督とも『しあわせな孤独』(02)、『アフター・ウェディング』(06)でタッグを組んでいる。その後『007/カジノ・ロワイヤル』(06)の悪役ル・シッフル役で国際的にブレイク。2011年にはワールドシネマへの貢献を讃えられ、ヨーロッパ映画アカデミーの権威あるヨーロッパ映画賞を受賞。トマス・ヴィンターベア監督『偽りなき者』(12)ではカンヌ国際映画祭主演男優賞に輝いた。現在スターチャンネルで放映中の「ハンニバル」「ハンニバル2」で主人公ハンニバル・レクター役が好評を博している。『シャネル&ストラヴィンスキー』(09)、『タイタンの戦い』(10)、『三銃士/王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船』(11)、『ロイヤル・アフェア 愛と欲望の王宮』(12)、『バトル・オブ・ライジング コールハースの戦い』(13/未)
1980年7月5日フランス・パリ生まれ。舞台で活躍中にディディエ・ロング演出の「JALOUSIE EN TROIS FAX」で2002年度モリエール賞にノミネートされる。その後ベルナルド・ベルトルッチ監督『ドリーマーズ』(03)で主役のイザベルを演じ映画デビューを飾る。2005年にはハリウッドに進出、『キングダム・オブ・ヘブン』(05)、『007/カジノ・ロワイヤル』(06)、『ライラの冒険 黄金の羅針盤』(07)、『パーフェクト・センス』(11)、『ダーク・シャドウ』(12)、『シン・シティ 復讐の女神』(14)など立て続けに出演。『300<スリーハンドレッド> ~帝国の進撃~』(14)では主役を務めている。
1966年4月22日アメリカ・ワシントン州生まれ。大ヒットテレビシリーズ「グレイズ・アナトミー 恋の解剖学」、「SUPERNATURAL スーパーナチュラル」などテレビドラマで活躍し、その後映画にも多数出演。『P.S.アイラブユー』(07)、『ウォッチメン』(09)『ウッドストックがやってくる!』(09)、『シャンハイ』(10)、『キリング・フィールズ 失踪地帯』(11)、『ポゼッション』(12)、『レッド・ドーン』(12)など。
1966年5月24日フランス生まれ。プロのサッカー選手として成功を収めたエリック・カントナは1995年の『しあわせはどこに』で映画デビューを飾る。2009年にはカンヌ国際映画祭のコンペに出品されたケン・ローチ監督『エリックを探して』(09)に出演。
1963年9月25日スウェーデン生まれ。『マリア・ラーション 永遠の瞬間』(09)でゴールデン・ビートル賞(スウェーデン・アカデミー賞)主演男優賞に輝く。翌年にはアカデミー賞®外国語映画賞を受賞した『未来を生きる君たちへ』(10)で2011年度ヨーロッパ映画賞男優賞にノミネート。主な出演作に『ホビット 竜に奪われた王国』(13)、『ホビット 決戦のゆくえ』(14)など。
1947年6月1日イギリス・ウェールズ生まれ。ロンドンの王立演劇学校で舞台デビューを果たす。1『ブレイキング・グラス』(81)でイブニング・スタンダード英国映画賞有望新人賞を受賞、『キャリントン』(95)では1995年度カンヌ国際映画祭主演男優賞、1996年度イブニング・スタンダード英国映画賞主演男優賞を受賞している。『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズのスワン総督、『G.I.ジョー』(09)、『G.I.ジョー バック2リベンジ』(13)のアメリカ大統領役でも広く知られている。2006年にはリバプール大学から名誉博士号を、2009年には大英帝国勲章コマンダーを授与された。
1965年11月19日イギリス・スコットランド生まれ。舞台からキャリアをスタートさせた。『エンジェル&インセクト/背徳の館』(95/未)、『オーファンズ』(98)で好評を博す。その他の主な出演作に『イフ・オンリー』(98)、『アンビリーバブル』(03/未)、『リプリー 暴かれた贋作』(05/未)など。
1985年5月2日デンマーク生まれ。デンマーク王立バレエ団とスウェーデン王立バレエ団のダンサーとしてキャリアをスタート。背中の怪我が元でキャリアにストップがかかり2008年デビューアルバム“Fauna”を作詞作曲し音楽の道へ転向する。テレビ「GIRLS/ガールズ」、「アメリカン・ダンスアイドル」、「ゴシップガール」ほか数々のサウンドトラックにも参加。女優としてはヤニク・ヨハンセン監督『WHITE NIGHT』(07/未)で映画デビュー。
1957年デンマーク生まれ。デンマーク国立映画学校で編集を学んだあと、1988年CMの監督で世界的なキャリアをスタートさせる。1995年ラース・フォン・トリアー、トマス・ヴィンターベア、セーレン・クラフ=ヤコブセンの4人で”ドグマ95”を設立。2000年レヴリング自身のドグマ作品『キング・イズ・アライヴ』がカンヌ国際映画祭ある視点部門でプレミア上映された。2008年にはヨーロッパ映画賞でドグマの他の設立者たちと共にワールドシネマへのヨーロッパの貢献を賞された。
1972年4月6日デンマーク生まれ。世界中でもっとも知られているデンマーク出身の脚本家。3本のドグマ作品――『キング・イズ・アライヴ』(00)、『ミフネ』(98)、『しあわせな孤独』(02)――を含む、デンマークで最も高い興収を記録した脚本の数々を執筆。その他スサンネ・ビア監督とも4作品――『ある愛の風景』(04)、『アフター・ウェディング』(06)、アカデミー賞®受賞作品『未来を生きる君たちへ』(10)、『愛さえあれば』(12)――で組んでいる。脚本兼監督としては、1999年の短編『ELECTION NIGHT』(未)でアカデミー賞®短編映画賞を受賞。
子どもの頃から西部劇が大好きだったんだ。だから本作はアメリカの古典的な西部劇へのオマージュなんだ。自分にとってジョン・フォード、セルジオ・レオーネ、そして黒澤明はビッグ・ヒーローで、彼らが頭角を現したジャンルで自分が映画を作らせてもらえることはまるで夢のようだった。“ワイルド・ウェスト”を生き延びた人々の大多数はヨーロッパからの移民だ。これらの人々は、戦火や貧困から逃れて、新しい人生を歩むという希望をもっていた。つまり、“ワイルド・ウェスト”の歴史は私たちの歴史でもある。 本作は、ヨーロッパではもはや発展的な人生が送れなくなっていた人々を描いている。ヨーロッパにある自分のルーツを離れて、アメリカという国家の誕生に立ち会った人々の物語だ。法や秩序のない世界でどうやって個々の居場所を確立させていったのだろう?家族が殺され、兄弟が殺される。男の強さ、男の苦しみ、そして復讐の時。神秘的な風景の中で、復讐とサバイバルの物語を語っているんだ。そして、本作ではもっとも才能のある何人かの俳優たちと仕事をする機会に恵まれた。彼ら全員に深く感謝しているよ。